402号室の鏡像

あるいはその裏側

『THE IDOLM@STER 』観たよ

アイドルマスター2 PlayStation3 the Best

アイドルマスター2 PlayStation3 the Best

 

アイマスですよ!アイマス!」

 

 最近一番嵌ったアニメ。というかマジで不覚だったと反省しています。なんで本放送中に観なかったんで俺。

 ――それが『アイドルマスター』。

 僕の原初は間違いなく『新世紀エヴァンゲリオン』なんですが、幼少期に観たそのおかげで目が肥えてしまったのか、いわゆる日常系ゆるふわアニメが見られないという弊害が出ている。『けいおん』なんか全話観たんですが流行った意味が未だに解らない。あれはどうなんでしょうね。女子高生版サザエさん? まぁそれは置いといて。

 そんな僕を満足させたアイマスが何で面白いかっていうと、キャラ全てが制作者の寵愛を一心に受けているという点がひとつ。萌えアニメやハーレム系ラノベも然りなんですが、制作の尺の都合上、二クールの期間じゃまとめきれない事が多く、どうしてもあぶれてしまうキャラが存在します。しかしアイマスは、全てのキャラに等しくスポットライトが当たっている。メインとなるのは天海春香如月千早星井美希の三人なのですが、他のキャラも十分に魅力的であり、一人ひとりが物語の主人公となっている所が凄い所です。

 後、日常系アニメのちょっと悪い所は「日常」なのにも関わらず「日常」の問題から逃げているというのがあると思うのです。ティーンエイジャーを描く以上は、思春期ならではの問題(進路、親子関係、友情)をきちんと書くべきだと思うのですが、昨今の日常系はそれを描写する事を露骨に避けているように見受けられます。多分視聴者への配慮でしょう。楽々に観れる嗜好品としての。詳細は置いておいて。

 しかしこの作品のアイドル達は、逃げずに自分の問題と戦っています。男性恐怖症、家族との不和、友情の瓦解、人気故の嫌がらせ。彼女達は真っ向から自らに降りかかる不幸を受け止め、乗り越える事で成長していくのです。アイドルという夢を叶えることへの不安と喜びの狭間で成長していく彼女達を見ていると、思わず目頭が熱くなり「俺も頑張らないとな……」と勇気を貰えるような。ややベタな感覚を抱きました。不覚ですよ。マジで。

 ……ちなみにこの作品の監督は、「僕っ子」である菊池真が大好きらしく、あまり関係のない回にも彼女の露出度が高いです。しかもオーバースペックで描かれがちですが、まぁ可愛いから許す。まっこまこりーん☆

 

 

 

ぼくは萩原雪歩ちゃん!!!!!

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -FIRST SEASON- 07 萩原雪歩

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -FIRST SEASON- 07 萩原雪歩