読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

402号室の鏡像

あるいはその裏側

『パシフィック・リム』で童心に帰ろう

 なんだって?ブログの更新が滞っている? じゃあこの夏観た名作映画の話でもするかー超名作の話だよー

 そう――問答無用の超名作『パシフィック・リム
  

 あまりに面白くて日本語吹き替えと字幕版を両方観に行ってしまうほどのお気に入りの映画になってしまったこの作品は、日本の怪獣映画やアニメ漫画に触発されギレルモ・デル・トロ監督が総力を叩き込んで制作しただけあって、本家を喰いかねないほどの名作に仕上がっていた。未知の生命体“KAIJU”と戦う為に世界は一致団結して人型巨大兵器“イェーガー”を生み出したと言うあらすじだけでも大興奮なのに、その巨体をスクリーン狭しと動き回り、重量感溢れる戦闘をケレン味満載に撮ってくれたもんだから、ゴジラウルトラマンガンダムエヴァで育ってきた僕にとっては本当大満足の映画だった。日本映画にありがちなお約束をふんだんに取り入れながらも、いわゆる観客のツボに入る“魅せ方”を十二分に心得てるなという撮り方だったので、ジャパニーズ・オタク達が興奮しないはずがないだろう。

 例えるなら、イエーガーやKAIJUの大きさの表現具合とか。設定上イェーガーとKAIJUが戦うのは海上での場合が多いのだけど、KAIJUの出現場所には不幸にも民間漁船が存在している。その船とKAIJU、そしてそれを打ち倒す為に現れたイェーガーが現れる事で、ミニチュアと化した漁船の矮小さ、そしてイェーガーとKAIJUの巨大さを我々観客は冒頭数分で理解し、圧倒されることになる。そう言った細かい所に気を配って尚、大胆な映画作りが出来ている所は、僕もひよっことは言え創作者として多大なインスピレーションを受けた。映画館の大画面、巨大スクリーンに余すところなく縦横無尽するイェーガー達の姿は、もしかしたら家庭用テレビではややくすんで見えてしまうかもしれない。映画には家庭でゆっくり楽しめる種類と大画面で圧倒されるべき種類の両方があるだろうけど、この作品において、劇場で鑑賞しないという選択肢は「損」と断言してしまっていいと僕は思う。(DVDやブルーレイが出た暁には友人や怪獣好きと集まって、ワイワイ叫びながら楽しむ観かたも全然アリ)

 ――いや、この映画に細かい評論は要らない。つまりはデカイ怪獣とロボットが全力でぶつかり合うというコンセプトを、120%以上の魅せ方で作り切ったのがこの作品なのだ。脚本や役者の演技を期待するならば他の映画の方がいいのかもしれない。哲学や思想等を抜きにして、全ての怪獣やロボットに育てられた大人達の誰もが映画館で童心に還る為の作品――それが『パシフィック・リム』と言う作品なのかもしれない。

僕はナイフヘッド君が一番好きです。

ギロ……なんとか言う怪獣が昔日本で亀みたいな奴にボコられてたする気がするけどきっと他人の空似でしょう。